一般内科

一般内科とは?

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 当院では「循環器内科」「呼吸器内科」の専門診療だけではなく、その他の内科疾患全般も診療しております。
 高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風などの生活習慣病をはじめとして、風邪、花粉症、アレルギー性鼻炎、食欲不振、腹痛、下痢、便秘などの様々な内科疾患を幅広く診察いたします。
何となく体調が悪い、だるい、痛む、気分が悪いなど、どこの診療科を受診すればよいのかわからない場合もお気軽に受診ください。
 またインフルエンザ等の各種ワクチン、各種健康診断も実施しておりますので随時お問い合わせください。

関連する病気

 鼻からのど仏あたりまでを上気道といって、この部分の急性炎症をかぜ症候群(急性上気道炎)といいます。かぜの原因は80-90%がウィルスといわれています。抗生剤は細菌を殺す働きがある薬ですが、ウィルスには効きませんので、抗生剤はかぜの80-90%には効果がありません。必要がないのに抗生剤を使うと、結果的に抗生剤が効かない細菌を増やしてしまうことにつながります。ただし症状や経過によって10-20%は抗生剤が必要なかぜもありますので、長引く方、気になる方は医療機関でよく相談されることをおすすめします。
 家庭で測って収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上あれば高血圧です。高血圧をそのままにしていると、動脈硬化が進行し様々な疾患を引き起こします。狭心症や心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞・脳出血、また血管のかたまりである腎臓の病気など様々な病気の原因になります。血圧が高いだけで特に自覚症状もない、と何の治療も受けていない方もたくさんいらっしゃいますが、症状が出てからでは元に戻らない脳血管障害など危険な病気は多々あります。血圧の管理をしていれば、避けることのできる病気はたくさんあります。薬を飲むことだけが高血圧の治療ではありませんので、健康診断などで「血圧が高い」と指摘を受けた場合は、早期に管理をすることをお勧めします。
 脂質異常症には、高LDL(悪玉)コレステロール血症、低HDL(善玉)コレステロール血症、高トリグリセライド血症の3種類があります。これらの病気は、体質、食事習慣、運動不足、体重増加などが主な原因と考えられますので、日常の食事や適度な運動習慣など、生活習慣を見直すことですることで改善が見込めます。それらの見直しで改善できない場合は薬によるコントロールが必要になります。脂質異常症は痛くも痒くもない無症状の病気ですが、放っておくと動脈硬化の原因になり、ひいては脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こし命にかかわる場合もあります。症状がないからそのままにしておくのではなく、進行を防ぐために適切な管理を続けることが大切です。
 食事から体内に取り込まれたブドウ糖は、インスリンというホルモンの働きによって細胞に取り込まれます。しかし何らかの原因によってインスリンの働きが十分でなかったり、インスリンで処理できないほど大量のブドウ糖を摂取した場合、血中に多くのブドウ糖が余った状態になります。この血中のブドウ糖が一定の割合を超えた状態を糖尿病といいます。典型的な糖尿病の場合は、尿量が多くなる、のどが渇く、体重が減る、疲れやすくなるなどの自覚症状がありますが、症状が全くない場合も多いです。糖尿病を放置しておくと、糖尿病性網膜症による失明の恐れや、糖尿病性腎症から透析治療が必要になったり、糖尿病勢神経障害による手足の感覚の麻痺などの合併症を起こす危険があります。糖尿病治療の食事療法、運動療法を基本に、必要な場合は薬物療法になります。糖尿病は、適切な診断と治療によって血糖値を正常値内にきちんとコントロールし続けていくことが目標になります。
 血液中の尿酸値が高い状態を高尿酸血症といいます。高尿酸血症の状態をそのまま長く放置していると、関節内に尿酸の結晶ができ、激しい痛みを起こします。これが痛風です。痛風はある日突然に起こり、1~2週間でおさまりますが、そのままにしておくと数年のうちに再発します。この再発を繰り返していると慢性化し腎臓の障害へと繋がる恐れがあります。病気を悪化させないためには、尿酸値のコントロールと共に、食べ過ぎに気をつける、お酒を控える、水分をたくさん摂るなどの生活上の注意が大切になります。